2026年6月6日(土)~7日(日)にかけて、福島県楢葉(ならは)町で、ツーリングライダーを中心としたキャンプミーティング「ナラハキャンプ2026」が開催されました。
このミーティングは今回で通算8回目。参加者同士がアットホームに語り合える、そして震災復興というテーマについても思いを馳せることができる、そんなミーティングの様子をレポートします。
ナラハキャンプとは?

2011年の東日本大震災に伴う原発事故で、福島県が甚大な被害を被ったことは説明するまでもないでしょう。
今回紹介する楢葉町も、福島第一原発まで直線距離で10~20kmという近さにあったため、事故直後から全町避難の対象となりました。
しかし震災から4年後の2015年、全域避難となった自治体の中では一番最初に避難指示が解除。そして72017年にはこの町で、バイク雑誌『風まかせ』の主催する読者キャンプミーティングが開催されました。
そしてこれが、現在まで続く「ナラハキャンプ」の布石となりました。

その後、出版不況の影響もあって残念ながらバイク雑誌『風まかせ』は休刊に。読者ミーティングは第1回目だけで途絶えることとなったのですが…。
なんとその後は、地元有志のメンバーがキャンプミーティングを自主開催し、独自のイベントへと進化させて現在に至っているのです。これまでにコロナ禍での中断はあったものの毎年の開催を継続しており、第8回目となるミーティングは、去る6月6日~7日に開催されました。
会場となっているのは、第1回目からずっと、天神岬スポーツ公園。
では、このナラハキャンプがどういうミーティングなのか、今年の会場レポートを通じて詳しく紹介します。
基本的に過ごし方は自由!
このミーティングの過ごし方は、基本的に自由。参加者たちは、各自思い思いにキャンプを楽しむことができます。
参加資格も特にありません。ほとんどの人が現地泊のキャンプを楽しんでいますが、日帰り参加もOK。興味があれば誰でも参加可能です。

今回、筆者が会場に到着したのは15時頃だったのですが、その時間ですでに駐車場はこんな状態!

皆さんそれぞれにテントを張って、焚き火などを始めている人もちらほら。会場のあちこちで、再開を喜び合う様子もありました。年に一度、このミーティングで会うという人たちも多いようです。

16時頃から、ゲストによるトークショーがスタート! キャンプミーティングなので、参加者はみんなイスを持っています。ゆっくり話が聞けるのでイイですね。

このミーティングは毎回、「鉄人カソリ」こと、旅ライダーの賀曽利 隆(かそり たかし)さんがゲストとして参加しています。
賀曽利さんは今年で79歳(!)になるとのことですが、昔と変わらず日本中をバイクで走りまくっています。さらに、人生においてバイクで走った総距離が200万kmに到達目前とのこと…!
200万kmですよ、200万km! 地球50周に相当する距離です。
いやはや、筆者も賀曽利さんに見習わなければ…。

また近年は、能登で「ゲストハウス きち」を運営している浅川まゆみさんも連続して参加中。
能登半島もまた、震災から復興途上にある地域です。楢葉と能登をつなぎながら、復興に向けてアクティブに活動を続けています。

ツーリングマップルでおなじみの昭文社も物販ブースを設置していました(賀曽利さんグッズがめちゃめちゃ登場している…!)

そして今年の会場には、料金カンパ制での「ふるまい酒」も登場! 福島県と能登の地酒が用意されました。
集まったお金は、能登の復興資金として寄付されるとのことです。
そして夜が更けていき…

トークショーが終り日が暮れていくと、あちこちで「宴」がスタート。
仲間同士で楽しく飲み食いしている人もいれば、ソロキャンプを楽しんでいる人もいます。各自が自由にキャンプ時間を過ごしていました。

そしてこのミーティングの象徴ともいえるのが、この巨大な焚き火!
会場のキャンプ場には、こんな巨大な焚き火ができるファイヤーピットがあり、この巨大焚き火の周りにみんなが集まってきて、交流するというのが定番となっています。

バイク談義やツーリング談義があちこちで交わされているので、そんな会話を聞いたり混じったりしながら焚き火を見つめる。そんなゆったりとした時間が流れていきました。
まとめ
筆者はこのミーティングには何度も参加したことがあるのですが、来るたびに復興の進展を感じることができ、またその一方でまだまだ終わらない原発事故のことも考えることになり、とても思い出深い時間を過ごすことができています。
また震災うんぬんの話を抜きにしても、福島県の浜通りはツーリングにも最適なエリア。
もし少しでも興味が湧いたのなら、あなたもぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
開催情報は毎年、賀曽利さんの公式サイト上で告知されていますので、2027年春になったらチェックしてみましょう!
楢葉町の買い物スポット情報!
ツーリングで楢葉町を訪れた際、買い物や休憩に便利なスポットを2つ紹介します。
一つ目は「道の駅ならは」。

この道の駅には物産館があり、特に地酒コーナーが充実しているので、キャンプ場に向かう前に立ち寄るも良し。お土産を買っていくも良しです。
また、もう一つのスポットとして紹介したいのは「ここなら笑店街(しょうてんがい)」です。

さまざまな飲食店、スーパー、ホームセンターが隣接しているので、キャンプ場に行く前の買い出しにはピッタリです。
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